2016年9月4日

金峰山

大きな岩を潜って山頂へ
奥秩父の名峰 金峰山(2599m)へ行ってみました。

山梨県と長野県に跨る山です。
山梨の呼び方は”きんぷさん”
長野の呼び方は”きんぽうさん”

甲府盆地から八ヶ岳にかけて走っていると、山頂脇の尖った五丈石がとても目立つ。


今回は山梨側から大弛峠(2365m)まで車で行き、朝日岳を越えて登っていく割とお手軽コース。
とはいえ、それなりにアップダウンがあり、後半は大きな岩も出てくるから、往復5時間の割には疲れた。
何よりもガスっちゃって、眺望ほぼ無しだったのが残念。
本当は360度大展望の山頂なんだけど・・天気が微妙なのは初めから分かってたんだから、まあしょうがない。

まずは、恒例の神社参拝から。





金峰山に登るという事であれば、金峰山に所縁のある神社に行ってみよう。
という事で、昇仙峡の更に奥にある「金櫻神社(かなざくらじんじゃ)」へ


道中の安全を祈願
朱塗りがきれいな神社です。


御朱印も頂きました。


今回は本殿の直ぐ近く(上の方)に車を停めたが、山の中の神社なので本来の参道はもっと下から階段で登ってくる模様。
せっかくなので、一旦降りてから登り返す。



途中にお稲荷さんがあって、ここもお参り。
なんとなく後光がさしている様な?
とてもいい場所です。

翌朝 
山梨市の宿から大弛峠まで結構時間かかるし、大弛峠の駐車場は20台くらいしか停められないらしいから、4時には宿を出発。
(駐車所から溢れたら路上駐車になる)

5時頃の乙女湖でやっと明るくなり始めた。



5:40  大弛峠の駐車場に到着
この時間で数台しか空きがなかった・・・



青い看板にも書いてあるが、大弛峠(2365m)はマイカーで越えられる峠としては日本一標高が高い。峠の縛りを外しても富士山スカイラインにしか標高負けてないので、かなりレアな場所。

右に進むと国師ヶ岳まで1時間くらいなので、元気が残っていれば行ってみるか。


では左の金峰山へ・・
5:44 出発!



標高が高いので、最初からシラビソの森


道は石ゴロゴロです。



80mくらい登ると平坦な稜線に出た


山深いなぁ
苔も立ち枯れも多いから、北八ヶ岳を思い出す。



6:17 朝日峠 通過



朝日岳 手前のガレ場
足場のしっかりしてそうな所を選んで登る。
かなりガスってきちゃいました。



6:53 朝日岳(2579m) 到着


朝日岳の先は、かなり急な下り。
滑らない様に慎重に。
ここが一番急だったかな


鉄山に向かう道はあったが、今は通れないみたい。
右に曲がって巻道を歩く



スタートから樹林帯を歩くこと2時間
森林限界を超えた。
森を抜けると風が直接当たって、一気に体感温度が下がるな。



大きな石がゴロゴロした所を通って先へ進みます。


全然見えないけど、山頂はまだ先。



山頂が近くなると、更に大きな石が出てきた。
写真中央を左に登る。



石の下を潜った先が山頂の標識



8:04 金峰山(2599m) 登頂!



もう、かなりガスっちゃって・・
うっすら見えるのが 五丈石



せっかく来たので、五丈石に行ってみる。
この五丈石は御神体です。前日訪れた金櫻神社の奥宮になる。


少し岩を登ったところにある 祠にお参り。



とりあえず、どら焼でも食べて休憩しますか。


少し待てば雲が晴れないかな?
と若干期待をしたものの、時折薄くなる程度で大差無し・・・
まだ9時前だけど、下山する事にしました。

再び大きな石を越えて、とぼとぼ歩く。

たまに見える岩山は 瑞牆山かな?



朝日岳を越えた先きの岩場からは、北に雲海が見えた。


11時頃 大弛峠に到着。
時間はまだ早いけど、これから国師ヶ岳に向かう元気は残ってないな・・・
帰るか。

エアコンなど全く必要ない山の上から、エアコンないと干上がりそうな街中へ・・



塩山の街に降りて、お蕎麦屋さんに入る。

お蕎麦はちょっと柔らかめ


あと勝沼でワイン買って帰ろう。
以前大菩薩の帰りにも寄った、蒼龍葡萄酒へ再訪。



この場で試飲したくなる気持ちを抑えて、何本か購入。


ぶどう畑を越えて河口湖方面に向かう。
山の上以外はいい天気だなぁ


むむっ!
よく見ると五丈石が見える。


今日は登る時間が早過ぎたかな?

では