2017年8月19日

立山(雷鳥沢)でキャンプ&トレッキング その1

剱御前〜別山〜真砂岳 下の広場は雷鳥沢キャンプ場
いわゆる「立山」は、この写真より もっと右側

今年の夏も北アルプスへ行こう!
という事で、立山方面に行くことにしました。

それにしても、この夏は天気が不安定ですね。
去年の夏(上高地〜蝶ヶ岳)も天気悪かったけど、今年は殆ど晴れない。
直前まで行く日と行動予定が定まらずにいました。

本当はタイトルを「別山・真砂岳・・」にするはずでしたが、
結局行かずに撤退。

この1週間 ホント天気予報に翻弄されたわ。
出発する日に晴れのタイミングがずれたし・・・

ところで、なんで立山(雄山・大汝山・富士の折立 三山の総称)に登らないのか?
今回は頭の中に別山が閃いたからですよ。
(その前に白馬岳が閃いた事は、もう忘れました)


冒頭の写真は山に入ったタイミングでして、最初はとてもいい天気でした。
この日はぶらぶらして雷鳥沢でテント泊。
次の日別山・真砂岳に登ってから更にもう1泊して朝帰るという、かなり時間に余裕を持った ゆるゆる の行動予定を立てたのです。

しかし、翌日の朝 天気予報を見ると風雨共に強くて、
うぅ〜どうしよう・・登るか? やめとくか?・・・
と悩んだ末 山をおりる。

麓に降りてから再度予報を見ると、そこまで悪く無い天気だった様ですが、おりちゃったんだからしょうがない。
登っても展望は無かったと思って(たぶん・・)、またの機会に行くとしましょう。

それでも そこそこ周辺を歩けたので、室堂周辺のいい散策にはなったかな。





さて、詳細へ。

初日は移動のみ安曇野泊なので、アルプスあずみの公園(大町・松川地区)に行ってみた。(5月に行ったのは、堀金・穂高地区です)
園内は散策路が充実してて(ちょっと迷いそうだけど)、餓鬼岳から流れる乳川(ちがわ)が綺麗でしたよ。

要所要所に熊よけの鐘があって「必ず鳴らしてください」だそうです。

電気柵もかなり設置されてるし・・国営の公園だけに相当気を使ってるな。

長くなるので、次行きましょう。
(まぁ、結局長いんですけど・・・)


次の日は「立山黒部アルペンルート」で室堂に行きます。
長野県側からは大町から上に行った「扇沢駅」から入る。

麓を走っている間はずっと雨。
今日は天気良くなると思うが、大丈夫かな?
と思いながら山道を登っていくと、だんだん晴れてきた。

7時前に大町市営の無料駐車場に止めて、扇沢駅へ歩き出す。
ザック重い・・(たぶん13〜14kgぐらい)



まぁステキ!
雨の街中からこの青空に辿り着いた時は感動的です


始発のトロリーバスに乗る。(7:30発)
ここから立山の玄関口「室堂」を目指します。

チケット売り場には、すでに長蛇の列が出来てるぞ。
今回はWEBきっぷ予約(かつ平日割)していたので、専用窓口でまったく並ばずチケット交換できました。
これ、オススメ!

改札口ではしばし並んで待つ。
並んでいるお客さんに向けた、駅員さんの説明が面白かった。
みんな笑って和む。
詳細は皆さんご自身でお聞きください。(ネタをバラすのが勿体無い)


間もなく出発

トンネルの中を16分で黒部ダムへ
(想像よりスピード出るのね)
※トロリーバスは分類上鉄道になるそうです。


下車後は石原裕次郎のポスター(黒部の太陽)とか見つつ、トンネルを進む。

そしてトンネルを抜けると、初の富山県山岳地帯へ



すばらしい! 「立山ど〜ん!」 ですよ。(晴れてよかった)


ごぉ〜〜!っと、観光放流中。




黒部湖から赤牛岳〜水晶岳方面も綺麗。
あっちは気軽に行けない北アルプス最奥部ですね。


次はケーブルカーに乗って黒部平へ
更に立山が近くなった。


黒部平から今度はロープウエィに乗る。
グリーンな黒部湖の上は針ノ木岳とスバリ岳、左に赤沢岳を見ながら次の大観峰駅へ。



大観峰から最後にもう一度トロリーバスに乗車。
立山の真下を通過して行く。



トロリーバス 〜 ケーブルカー 〜 ロープウェイ 〜 トロリーバス
扇沢から3回乗り継いでようやく室堂に到着。
現在9時だから、扇沢から1時間半くらい。

標高2420mからの展望 いいですねぇ。


雲海の下は、もう富山の街と日本海かしら?


黒部ダムと反対側から立山とご対面

観光客と登山客が混じって結構な賑わいです。
上高地と立山は日本屈指の山岳リゾートですねぇ。


じゃあ、ミクリガ池を通って雷鳥沢へ出発しましょう。



ミクリガ池です。向こうに見えるのが別山。



右の立山から真砂岳



みくりが池温泉の近くまで来た。

なんか、その向こうに岩山が・・・

おぉ、剱ですよ剱岳! チラ見でも威圧感があるなぁ。



左手には地獄谷と大日連山



進路は立山正面になり、石畳の道をのんびり歩く。
(キャンプ場までは荷物重いからゆっくり)
 この先はどんどん下り坂。

右手の湿原は血の池
だんだん硫黄の匂いがキツくなってきた。
写真撮ってないけど、地獄谷の周囲は草木が枯れてる。


雷鳥沢キャンプ場が見えてきたぞ。
その向こうの尾根が明日登る予定の雷鳥坂かな?
結構な急登続きみたい。


だいぶ下まで降りてきて振り返ると、
雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰がいい感じ。



10:10 雷鳥沢キャンプ場に到着。
いい景色だなぁ

標高2350mくらいなので、室堂から100m降りてきました。
管理棟で2泊分1000円を払って、テント設営。
 室堂から殆ど下りで1時間くらいなら、ゆっくり歩けば重い荷物もそんなに苦じゃ無い。
でも、肩の荷が降りて一安心。


まずはビールでも飲んで、のんびりしますか。
室堂で買った「星の空」 (黒のスタウトもあります)



ですよね・・・



12時前
ビール飲んで落ち着いたところで、近くの雷鳥沢ヒュッテまで歩いてお昼ご飯。



かなり雲が出てきちゃったなぁ・・
明日天気悪そうだから、今日の午後に別山に向かう事も考えましたが、いずれにせよ雲の中か・・

ともかく腹ごしらえが先ですね。
いつもながら山で食べるカレーは美味い。



午後はいつ雨が降るか分からない天気ですが、夕方まで本降りにはならないはず。
と祈りつつ付近の散策に出かける事にしました。


その2へ続く