2018年7月28日

夏の木曽駒


高いところで一晩過ごそうと思って、テント背負って木曽駒ケ岳に登りました。
ちょうど高山植物も見頃でしたよ。




まずは千畳敷から八丁坂をせっせと登る。
ある程度水(とワイン少々)を持参してるのもあって、荷物は15〜16kgくらいか?
まぁゆっくり登りましょう。

乗越浄土まで登り、宝剣山荘と天狗荘、右手に中岳が見えてきた。


中岳を超えたら もう木曽駒ケ岳の山頂直下。
まずは青い屋根の頂上山荘へ向かう。
左に御嶽山がよく見える。


山荘で受付をして(1000円)、目の前のテント場に陣地を構える。
標高2800m以上あって、素敵な眺めの場所ですわ。


午後はまず木曽駒山頂へ


山頂からは、以前にも歩いた馬の背尾根を進む。
 今日は幸運な事に雲が湧いてきませんね。
右下にこれから行く濃ヶ池が見えた。

稜線の花も輝く。



濃ヶ池に到着し、ほとりで休憩。
ここは天国か? 天国なんだな?

池に逆さ宝剣岳が見えますね。

ここから戻るのにまた250mくらい登りますが、頑張りましょう。

濃ヶ池の先にある草原には、コバイケイソウがたくさん咲いてました。


この先は、沢や残った雪渓を横切る箇所があるので要注意。


急登を登って駒飼の池に到着。
あんまり水ないけど池です

駒飼の池から宝剣山荘までの地道な登りは、穏やかだけどしんどい・・
(前回もそう思ったな・・でも今日は下山しないし)

今日2回目の中岳を超えたら頂上山荘でビール買って16時過ぎにテントへ戻る。
夕食。
ソーセージとベーコンを炒めて、さらにご飯を加えて一緒に炒める。
かなりいい加減な料理だけど、一切調味料入れなくても美味しいんだな。
あとはフリーズドライの たまご と ほうれんそう のスープね。


少し落ち着いた頃に夕日の時間となりましたが、再び木曽駒山頂に行く元気は無かった・・(徒歩20分ぐらいだけど)
山荘周辺では沈む夕日が見なかったけど、反対側の雲が赤く染まって綺麗。
アブとかブヨとかもブンブン飛んでます。


日が沈んだ頃、沸き立つ雲をバックに稜線でヘッドランプを付けて立っている人が見えて、絵的にとてもダイナミックで印象的でした。



夜になるとグッと冷えます。明け方は10℃以下かも?
ダウンのシュラフにダウン着て潜る。


翌朝4時過ぎ起床。
黎明の時 というやつでしょうか。

雲海の向こうから登る朝日が素晴らしい。


なんか「おはようございます!」ですね。
綺麗だなぁ・・

朝食のみそラーメン(袋めん)を食べたら、のんびりテント片付ける。
あまり気温が上がる前に下山します。(日が昇るともう暑いけど)


南アルプスの向こうには富士山がよく見えた。



無事にロープウェイ千畳敷駅すぐ下の剣ヶ池に到着。

さあ、帰りましょう。
風が穏やかで雷雨もなく、天気には恵まれましたね。

あぁ、そういえばコマウスユキソウ(ここの固有種の花)を見るの忘れてた・・
いつかまた来るか。

では