剱御前〜別山〜真砂岳 下の広場は雷鳥沢キャンプ場 いわゆる「立山」は、この写真より もっと右側 |
今年の夏も北アルプスへ行こう!
という事で、立山方面に行くことにしました。
それにしても、この夏は天気が不安定ですね。
去年の夏(上高地〜蝶ヶ岳)も天気悪かったけど、今年は殆ど晴れない。
直前まで行く日と行動予定が定まらずにいました。
本当はタイトルを「別山・真砂岳・・」にするはずでしたが、
結局行かずに撤退。
この1週間 ホント天気予報に翻弄されたわ。
出発する日に晴れのタイミングがずれたし・・・
ところで、なんで立山(雄山・大汝山・富士の折立 三山の総称)に登らないのか?
今回は頭の中に別山が閃いたからですよ。
(その前に白馬岳が閃いた事は、もう忘れました)
冒頭の写真は山に入ったタイミングでして、最初はとてもいい天気でした。
この日はぶらぶらして雷鳥沢でテント泊。
次の日別山・真砂岳に登ってから更にもう1泊して朝帰るという、かなり時間に余裕を持った ゆるゆる の行動予定を立てたのです。
しかし、翌日の朝 天気予報を見ると風雨共に強くて、
うぅ〜どうしよう・・登るか? やめとくか?・・・
と悩んだ末 山をおりる。
麓に降りてから再度予報を見ると、そこまで悪く無い天気だった様ですが、おりちゃったんだからしょうがない。
登っても展望は無かったと思って(たぶん・・)、またの機会に行くとしましょう。
それでも そこそこ周辺を歩けたので、室堂周辺のいい散策にはなったかな。
さて、詳細へ。
初日は移動のみ安曇野泊なので、アルプスあずみの公園(大町・松川地区)に行ってみた。(5月に行ったのは、堀金・穂高地区です)
園内は散策路が充実してて(ちょっと迷いそうだけど)、餓鬼岳から流れる乳川(ちがわ)が綺麗でしたよ。
要所要所に熊よけの鐘があって「必ず鳴らしてください」だそうです。
電気柵もかなり設置されてるし・・国営の公園だけに相当気を使ってるな。
長くなるので、次行きましょう。
(まぁ、結局長いんですけど・・・)
次の日は「立山黒部アルペンルート」で室堂に行きます。
長野県側からは大町から上に行った「扇沢駅」から入る。
麓を走っている間はずっと雨。
今日は天気良くなると思うが、大丈夫かな?
と思いながら山道を登っていくと、だんだん晴れてきた。
7時前に大町市営の無料駐車場に止めて、扇沢駅へ歩き出す。
ザック重い・・(たぶん13〜14kgぐらい)
まぁステキ!
雨の街中からこの青空に辿り着いた時は感動的です |
始発のトロリーバスに乗る。(7:30発)
ここから立山の玄関口「室堂」を目指します。
チケット売り場には、すでに長蛇の列が出来てるぞ。
今回はWEBきっぷ予約(かつ平日割)していたので、専用窓口でまったく並ばずチケット交換できました。
これ、オススメ!
改札口ではしばし並んで待つ。
並んでいるお客さんに向けた、駅員さんの説明が面白かった。
みんな笑って和む。
詳細は皆さんご自身でお聞きください。(ネタをバラすのが勿体無い)
間もなく出発
トンネルの中を16分で黒部ダムへ
(想像よりスピード出るのね)
※トロリーバスは分類上鉄道になるそうです。
下車後は石原裕次郎のポスター(黒部の太陽)とか見つつ、トンネルを進む。
そしてトンネルを抜けると、初の富山県山岳地帯へ
すばらしい! 「立山ど〜ん!」 ですよ。(晴れてよかった)
ごぉ〜〜!っと、観光放流中。
黒部湖から赤牛岳〜水晶岳方面も綺麗。
あっちは気軽に行けない北アルプス最奥部ですね。
次はケーブルカーに乗って黒部平へ
更に立山が近くなった。
黒部平から今度はロープウエィに乗る。
グリーンな黒部湖の上は針ノ木岳とスバリ岳、左に赤沢岳を見ながら次の大観峰駅へ。
大観峰から最後にもう一度トロリーバスに乗車。
立山の真下を通過して行く。
トロリーバス 〜 ケーブルカー 〜 ロープウェイ 〜 トロリーバス
扇沢から3回乗り継いでようやく室堂に到着。
現在9時だから、扇沢から1時間半くらい。
標高2420mからの展望 いいですねぇ。
雲海の下は、もう富山の街と日本海かしら?
黒部ダムと反対側から立山とご対面
観光客と登山客が混じって結構な賑わいです。
上高地と立山は日本屈指の山岳リゾートですねぇ。
じゃあ、ミクリガ池を通って雷鳥沢へ出発しましょう。
ミクリガ池です。向こうに見えるのが別山。
右の立山から真砂岳
みくりが池温泉の近くまで来た。
なんか、その向こうに岩山が・・・
おぉ、剱ですよ剱岳! チラ見でも威圧感があるなぁ。
左手には地獄谷と大日連山
進路は立山正面になり、石畳の道をのんびり歩く。
(キャンプ場までは荷物重いからゆっくり)
この先はどんどん下り坂。
右手の湿原は血の池
だんだん硫黄の匂いがキツくなってきた。
写真撮ってないけど、地獄谷の周囲は草木が枯れてる。
雷鳥沢キャンプ場が見えてきたぞ。
その向こうの尾根が明日登る予定の雷鳥坂かな?
結構な急登続きみたい。
だいぶ下まで降りてきて振り返ると、
雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰がいい感じ。
10:10 雷鳥沢キャンプ場に到着。
いい景色だなぁ
標高2350mくらいなので、室堂から100m降りてきました。
管理棟で2泊分1000円を払って、テント設営。
室堂から殆ど下りで1時間くらいなら、ゆっくり歩けば重い荷物もそんなに苦じゃ無い。
でも、肩の荷が降りて一安心。
まずはビールでも飲んで、のんびりしますか。
室堂で買った「星の空」 (黒のスタウトもあります)
ですよね・・・
12時前
ビール飲んで落ち着いたところで、近くの雷鳥沢ヒュッテまで歩いてお昼ご飯。
かなり雲が出てきちゃったなぁ・・
明日天気悪そうだから、今日の午後に別山に向かう事も考えましたが、いずれにせよ雲の中か・・
ともかく腹ごしらえが先ですね。
いつもながら山で食べるカレーは美味い。
午後はいつ雨が降るか分からない天気ですが、夕方まで本降りにはならないはず。
と祈りつつ付近の散策に出かける事にしました。
その2へ続く