黒百合平から天狗の奥庭へ |
昨年の10月末 八ヶ岳
天狗の奥庭付近で手を骨折してから、もうすぐ1年経つ。
今回はその場所を乗り越えて天狗岳に行きます。
唐沢鉱泉〜黒百合平〜天狗の奥庭〜天狗岳〜西尾根〜唐沢鉱泉の周回ルート。
天狗岳の前後は大きな岩がゴロゴロ。
ゆっくりでも足滑らせない事が一番という事で、一歩一歩 慎重に足を運ぶ。
下りは予想以上にしんどかった・・
まずは唐沢鉱泉で前泊
昨年の夏はここを右折して桜平(夏沢鉱泉/オーレン小屋方面)へ向かった訳ですが、唐沢鉱泉はここを直進。
先へ進む前に 山の神(大山祇神社)で、安全祈願しときましょう。
分岐の股の間にある |
分岐から10分少々で唐沢鉱泉到着。
宿泊するので、この先の宿のすぐ横へ停める。
なんだかカッコイイ唐沢鉱泉。
標高1870mあるし、天気も素晴らしい。
唐沢鉱泉は温泉宿と山小屋を合わせた感じですかね。
なので、客層も両方です。
今回は個室に泊まりました。
階段を上がると鹿
部屋に入ったらお茶飲んで休憩
少し散歩してみましょう。
それにしても、いい天気だ!
すぐ近くにある源泉
乳白色と苔の緑がきれい
鉱泉なので、つめたい。
宿の裏にある光苔群生地
岩の奥を覗くと・・
おお、光ってる光ってる!
散歩から戻り、部屋でゴロゴロしているうちに夕日の時間になった。
お風呂に入ったら、夕食です。
紅鱒の甘露煮〜♪
きのこ汁も美味しい。
夜 8時過ぎ
(ほぼ)満月が輝いてますな。
Canon G3X フル望遠 手持ち撮影 |
早めに就寝
AM 4:30頃 目が覚めた・・
外を見ると星空がすごい!
月が隠れて、日の出前 だからよく見えるのかな?
こっちは Canon S120 星空モード ベランダの手すりに置いて撮影 |
7:00
朝食の時間となりました。
普段食べない納豆も含めて、バクバク食べる。
さて、7:56 唐沢鉱泉を出発
東の稜線から日が昇ってきた。今日もいい天気です。
黒百合平へ向かうには、源泉の横を通って少し先に進む。
分岐を右に曲がり、赤い橋を渡ろう。
森の中に入ると、いつもの北八ヶ岳な景色。
遠くに御嶽山が見えますなぁ
道に石はあるけど、そんなに勾配きつくないので歩きやすいですよ。
9:03 渋の湯方面からの道と合流
この辺から石のサイズが大きくなる
それにしても、これだけ雲の無い青空は久しぶりだな。
この先は大きな石が多いけど、木道も頻繁に出てくる。
道が悪くなった所は、迂回路もあったりして。
これはご丁寧に有り難う御座います。助かります |
森が開けたら、黒百合平に出ました。
9:52 黒百合ヒュッテ前に到着。
ここまでは、ほぼコースタイム通り。
小休止して、トイレを借りる。(200円)
さあ、ここから先は険しくなりますぞ。
気を引き締めて、天狗の奥庭へ登る。
天に向かって、両手両足を丁寧に。
昨年転んだあたりを超えていく。
上に登ると、目の前に天狗の奥庭と天狗岳だ。
では、先きに進みましょう。
写真じゃ見えにくいけど、北アルプス方面も良く見える。
左の東天狗岳に向かって、油断のならないゴロゴロ道が続く・・
まっ、景色がいいのでゆっくり行きましょう。
振り返ると蓼科山がよく見えるし、右はいつもの北横岳だな。
天狗の奥庭の道標がありました。
岩山を超える。
石の○印がとても有難い。(×印の方は行っちゃダメ)
天狗の奥庭上 の道標を通過
なんか山頂の方は雲が出てきちゃったな。
中山峠からの道と合流
だいぶ登って来ましたね。
東天狗山頂はもうすぐ。
12:06 標高2640m 東天狗岳登頂
ここまでの時間は、ほぼ計画通り。
山頂には人がたくさん
雲が多くなっちゃったけど、南側には硫黄岳の爆裂火口。
昨年の夏は向こうの夏沢峠から歩いてきましたね。
では西天狗へ
東天狗を振り返る。
12:33 標高2646m 西天狗岳登頂
ここも2回目の登頂だな。
ちょっと曇ってて寒いけど、風が無くてよかった。
たぶん10℃以下。
ここでお昼ご飯にしよう。
唐沢鉱泉のお弁当ですよ。 おいしい♪
少し雲が薄くなったかな?
12:55 下山開始
下山は西尾根から唐沢鉱泉に向かう。
少し下ったあたりから100mくらい急降下です。
下がよく見えない・・
降りてから上に向かって撮った写真。
予想を上回る傾斜だった。ふう〜〜
足の置き場はそれなりにあるので、慌てなければ大丈夫。
第二展望台まで来ました。
さっきの急勾配は、あそこを降りてきた訳ですね。
(右の崖じゃないぞ!)
14:10 標高2400mくらいの第1展望台まで降りてきました。
山頂から1時間以上かかった・・
西天狗山頂からのコースタイムは40分だけど、ワタクシには ムリ無理!
第1展望台からは、じゃんじゃん下り。
ここから先はストックを使ったが、だいぶ足に疲れが溜まってきて、ペースは上がらない。
(上の方は大きな石が多くて ストック使える所が少ない。実際はストック出してもすぐしまうの繰り返しでした・・・)
14:52 最後のチェックポイントの分岐
いやぁ、けっこう足にきてるな・・
残り標高差300m程度だが、100m下るのに随分長く感じる。
滑りやすい石も多くなってきたので、時間かかっても慎重にいこう。
おぉ、唐沢鉱泉が見えてきた!
15:48 唐沢鉱泉に帰ってきた。
想定より1時間くらいオーバーしたが、無事で何より。
さあ、温泉が待ってますよ!(宿泊者は無料)
ちなみに、館内はドライフラワーがたくさんです。
さっぱりしたら、帰りましょうか。
最後の締めに山の神で無事下山を報告してから帰路へ・・
山の上は多少雲が出たけど、今年一番の好天でした。
もうしばらくすると、高い所は雪ですね。
今年の寒い季節は丹沢に行けるかな?
では