千畳敷カール 木曽駒ヶ岳はあの向こう |
中央アルプス最高峰 木曽駒ヶ岳(標高2956m)
今回は駒ヶ岳ロープウェイに乗って、一気に標高2640m森林限界の上まで到着。
ここからでは木曽駒山頂は見えませんが、駅前からの千畳敷カールは見事でした。
(こんな駅前絶景ってあるんだ・・)
木曜 金曜と仕事を休み、9月10日〜12日にかけて旅に出る。
この週は台風で関東から北は大変な事になってしまいましたが、どうやら長野県南部は台風の影響が少なかった模様。
本当は北アルプスの蝶ヶ岳に行こうと計画してたのですが、長野県中部から北部の山間は危ないだろうと判断して、天気予報とにらめっこしながら木曽駒ヶ岳に決定。
10日の夕方駒ヶ根に入り、11日は木曽駒へ。
そして12日は御嶽に行く。(御嶽山の模様はまた後日)
木曽駒登山はロープウェイの千畳敷駅から木曽駒ヶ岳 山頂を踏み、馬ノ背尾根から濃ヶ池を廻って再び千畳敷駅に戻る周回コースを選択したが、後半は予想以上にキツかった・・・
台風の影響が残る10日は完全に移動日と決め、夕方駒ヶ根の宿に到着。
ルートイン駒ヶ根インター な訳ですが、駒ヶ岳ロープウェイ&バスの往復引換券とセットになったプランを選択。
部屋からは中央アルプスが一望です。
山に沈む夕日の光線が綺麗で、しばらく眺めたりする。
日も暮れたし夕食へ・・
ここは駒ヶ根
駒ヶ根と言えばやっぱりコレ。
”きらく”さんで、ソースカツ丼だ!
普通のソースカツ丼(160g)を注文
肉が柔らかいですよ。
揚げたてにソースをかけるから、カリッとしてます。
もう少し手前にピント合わせればよかった |
さて、
お腹も満たされたので後は呑んで寝るだけだが、
天気予報と北関東・東北のニュースが気になる・・
翌朝
宝剣岳(ピョコッと尖ったピーク)と千畳敷がよく見えた。
右の高い所は伊那前岳かなぁ?
少し雲が出てるが、低い所だけみたい。
ロープウェイの駅まではマイカー規制があるので、まずは菅の台バスセンター駐車場に車を止め、登山の仕度を整えてからバスに乗る。
バスとロープウェイの往復チケット |
金曜日でも天気が良いせいか、始発から混雑。
土日祝日はとんでもない事になってそうだ・・
かなり混雑・・ |
バス内の放送で観光案内もやってたが、人に埋もれて廻りは何も見えず・・
しらび平から千畳敷までロープウェイで8分ほど。
少し外が見えたが、上から延々と流れ落ちる滝が素晴しい景観です。
(まともな写真は撮れなかった)
間もなく千畳敷に到着。
これは絶対にイイ!
標高2640mの千畳敷駅に到着。
伊那谷の向こうは南アルプス一望だ。その向こうに富士山発見!(写真中央)
日本の標高1〜3位が見えます 富士山、北岳、間ノ岳 |
そして西側
ここからカールの中を通って、壁の様に見える八丁坂をせっせと登る訳だ。
出発前に駒ヶ岳神社で安全祈願
正面のピークは サギダルの頭 かね? |
麓からいきなり2600m越えに来ちゃったので、しばらく駅周辺をぶらぶらして体を慣らす。
そんで、8:35 出発!
それにしても綺麗だねぇ ここは観光でも歩けます。 |
少しずつ秋
分岐を左に行くと登山道
八丁坂をつづら折りでひたすら上へ・・
左の宝剣岳がどんどん迫ってくる。
ゴツゴツの岩と草原 地獄の楽園か? |
どんどん登る
まだまだ登る
老若男女、軽装、重装 皆さんそれぞれのペースで登る |
稜線は近い!
9:22 乗越浄土に到着
宝剣岳も目の前だが、あそこは険しい岩場なので上級者向き
さて、ここからは楽しい稜線歩き。
右手の中岳を越えて木曽駒山頂を目指す。
赤い屋根は天狗荘 |
乗越浄土すぐそばの 宝剣山荘 に寄ってみる。
カツサンドでも買って行こうかな?
と思ったものの、食堂の営業は10:00からでした。
残念・・・
広い稜線を中岳へ向かう
途中からけっこうガレ場
9:45 標高2925mの中岳に到着
千畳敷から雲が上がってきた。始発で登ってきてよかったぁ・・
木曽谷の向こうに御嶽山を確認
少し雲に隠れてるが、相変わらずデカい!
さあ! 木曽駒山頂は目の前です。
一度下ってから登り返し。
青い屋根は 駒ヶ岳頂上山荘 |
頂上へ!
10:13 木曽駒ヶ岳 登頂!
標高2956mからの空 |
駒ヶ岳山頂には二つの神社があります。
伊那側の神社 |
木曽側の神社 |
今日は山頂で熱いコーヒー飲もうと思ってストーブ持参。
スノーピークのチタンカップは日頃家でも活躍中。
朝コンビニで買ったクッキーと一緒に熱いコーヒー(インスタントだが)
カツサンド無しは痛かった・・
多めに持ってきたSOYJOYもモグモグ食べる。
千畳敷は完全に雲の中だな。
いま駅に来た人は残念な景色になってそうだ・・・
11:07 木曽駒山頂を出発
馬の背の稜線を北東に向かう
岩のあたりで何かチョコチョコ動いてると思ったら、鳥が数羽いますね。
イワヒバリかな。
イワヒバリだ! |
高山の初秋らしい風景
赤くなる前の黄色いナナカマドが綺麗! |
テクテク歩いてるうちに
来ましたよガス! 伊那から木曽から・・
左下に今から向かう 濃ヶ池 が写ってます |
今いる場所もあっという間にガスに覆われたが、幸いにもガスはそれ程濃くなくて視界は十分確保。
少し先でガサガサ音がする。
おや、ニホンザルの団体さんだ。10匹以上いるな。
この写真だけでも5匹くらい写ってますが判るかな? |
兄貴、調子はどうだい?
まぁ、キィーとか言われてこっち来るとやなので、あまり目を合わさずササッと写真とってその場を立ち去りましたが、子供の猿が小さくてかわいかった。
ちょっとした岩場を通過
赤くなり始めたナナカマドも出てきました。
12:13 濃ヶ池の分岐を通過
ここから折り返して宝剣山荘方面に戻る。
ダケカンバも黄色くなり始めてるから、あと半月もしたらこの辺は錦だね。
宝剣山荘への登りはキツそうだなぁ(写真の真ん中から上へ)
12:25 濃ヶ池に到着
ガスってて、池に映る逆さ宝剣岳は見れなかった。
小休止したら出発。
矢印の方向に進むが、小川だよ?
他に道もないし、方角も合ってるので小川をパシャパシャ進む。
すると途中で水は岩の下に流れ落ちてて、その先は道になってた。
この先も水の中を歩く所があって少々心配になったが、道はこの先に続く。
細い道を進むと沢の徒渉あり。
ホント増水してなくてよかったよ・・・
この先の道にロープが張ってあって、今は右に進む模様。
けっこう険しい登山道を進むと壁になった・・
ここ登るのかぁ
壁を登る前に小休止してると、後続の2人組が追い付いてきた。
「いやぁ沢とかあって、道合ってるのか心配になったよ」
「ですよねぇ、道細いし分かり難いし」
先に行ってもらうと梯の上で、女性の方が「えぇ〜!」だって。
見えないけど俺も登ってみる。
上には更に急な梯があって、左に木橋が掛かってた。
ちょっとだけだが、足滑らさない様に慎重に行きましょう。
この先も両手を使うかなりの急登で体力消耗・・
13:28 急登を乗り越え、駒飼ノ池に到着。
あぁしんどかった・・
宝剣山荘までまだ登りは続く。
綿毛になったチングルマを見つつ、ひたすら上へ。
おぉ!
霧の中から山荘が見えてきましたよ。
乗越浄土から八丁坂を一気に下ってロープウェイの駅へ・・
最後は駅近くの剣ヶ池を巡る
逆さ千畳敷カール? |
疲れたけど楽しかった。
木曽駒あざーす
千畳敷カール見納め |
剣ヶ池から駅までのちょっとした登りが、疲れた足には実にしんどい・・
15:00発のロープウェイに乗って下山
今日はこのまま御嶽の麓へ行く。
明日は午前中に御嶽山8合目の女人堂を目指し(今はここまで登れる)、午後は麓でヒルクライムの応援第2弾。
明日もいい天気でありますように。
つづく