先日は三ノ塔まで登った訳ですが、「塔ノ岳は今後の楽しみに・・・」なんて書いたばかりなのだが、今後とやらはもうやってきた。
だって、天気がいいんですもの。
夜明け前に目が覚めちゃって、天気予報見たら一日晴れ。(12/27)
今日行くしかない!と思い、いそいそと支度を整えて出かけた訳です。
塔ノ岳は1491mの山ですが、スタートは290mの戸川公園。
今まで高い山は途中まで車とかロープウェイとか文明の力を使って標高稼いでいたもんだから、実は標高差1200mを登るのは初めてだったりする。
今回はいきなり塔ノ岳に直登するのではなく三ノ塔尾根を登り、三ノ塔から表尾根を縦走して塔ノ岳に向かう。
帰りは大倉尾根から下山する周回ルートでございます。
朝7時 朝焼けの戸川公園を出発
まずは三ノ塔尾根へ向かう
しばらく舗装の林道を歩く
途中に登山道経由と林道経由の分岐がありますが、
体力温存で林道経由にしときます(え〜〜?)
なので、牛首まで舗装の林道歩き。
約50分で牛首のゲートに到着
ここから登山道に入り、表尾根の合流地点を目指す。
勾配はそれほどきつくないし、道の状態もいいです。
ひたすら登る。
一直線の道の先は グインって登ってるので、この先は一気に勾配がきつくなるのかな?
やっぱり急登になりました
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菜の花台から見た三ノ塔尾根 |
視界が開けた所はいい景色ですよ。
9:20 表尾根に合流
戸川公園からここまで2時間ちょっと。
三ノ塔アゲイン
いい天気じゃのう。
では表尾根縦走開始
温かい格好のお地蔵さんに安全祈願
遠くに見える塔ノ岳までアップダウンを繰り返しながら尾根を進む。
一旦下って左の烏尾山へ行きましょう。
梯や鎖も登場するが、まだそんなに急じゃない。
とは言え足下注意。
こういった やせ尾根が所々に出てくる。
10年後20年後はどうなっているだろう?
烏尾山に到着
日当りのいい所は、霜が溶けてぐちゃぐちゃになってきました。
海の向こうは大島だな
そして行者ヶ岳へ向かう
いよいよ岩が多くなってきた。
10:15 行者ヶ岳に到着
この先に急な鎖場があるので安全祈願
まずは小さな鎖場
ここは緩いので大丈夫
登って降りてヤセ尾根の繰り返し
本日の難所に到着。
一歩一歩足場を確かめながら焦らずゆっくりと・・・
写真の方の様に、後ろ向きで鎖に手を添えつつ右手両足の三点確保で降りる。
難所は通過したが、この先まだ長いので岩の上でちょっと休憩。
再度気持ちを引き締めて出発。
少しずつ標高が上がって行く
新大日(右)と木ノ又大日(左)が近くなってきましたよ。
湿った土が靴に付いて、重くなってきたし滑る。
じわじわ体力消耗するわ・・・
11時過ぎにグチャグチャの新大日到着
塔ノ岳まであと1.4km がんばりましょう。
木ノ又小屋を通過
かなり気温が低くなってきたので、日なたでも土が溶けてません。
崩落箇所あり
写真奥から来て、左の迂回路を通ってきた。
登山道整備も大変だ。
塔ノ岳山頂までもう少し!
かなり太ももの筋肉が張ってきてるが、一歩一歩確実に行く。
しかし何だ、山頂が近くに見えても なかなか着かないなぁ・・
小田原だねぇ
とか思いながら山頂を目指す。
おぉ、おぉ!
山頂&尊仏山荘じゃ!!
11:57 塔ノ岳山頂到着!!
ここまで約5時間でした。 快晴で大展望よ♪
塔ノ岳も信仰の山であります。別名”尊仏山”
さて、景色を楽しもうじゃありませんか。
中央の蛭ヶ岳(神奈川県最高峰1673m)の左に見えるは奥秩父
右にひょっこり檜洞丸(1601m)
遠くに見えるは南アルプス。白峰三山が雄大であります。
富士山と一緒に見れば、日本の高峰1〜3位が一望!
稜線の先に鍋割山(写真中央)
そのうち鍋焼きうどんを食べに行こうかな。
ホント絵の様な風景が素晴しい。
大都会方面は霞んでますな・・・
さて、梅おにぎりほうばって栄養補給したら下山。
山頂でじっとしてると寒いのなんの・・
12時半過ぎ 帰りは大倉尾根から一気に下山
ひたすら階段降りる。
右に行くと鍋割山
また崩落箇所
左の迂回路を通る。
どんどん降りる
花立山荘の「月見うどん始めました。」に心引かれるが・・
おにぎり食べたばかりなので通過。
じゃんじゃん降りる・・・
大倉尾根の通称”馬鹿尾根”はダテじゃないわ
登りだとキツイだろうな。
いや、下りも足に負担かかってキツイ・・
長い長い大倉尾根の下り
見えるとホッとする山荘コレクション
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12月でも氷の登りが立つ(笑) 観音茶屋
最後に出てくる石を敷き詰めた道
これが疲れた足に堪えるんだな・・
抜けたぁ〜
”大倉尾根0”看板を通過
たまに ここを車で通過するんですが、何だか気になる”黒門”さん
「バス停マデあと2分」ウッシ!
14:56 戸川公園 大倉バス停に到着! お疲れさまでした。
塔ノ岳から約2時間半の下り。
だいぶ日も傾いてきな。
朝日と共に出発し、TOTAL8時間の工程となりました。
かなり疲れたけど、最後まで好天だったし無事に歩けて良かった。
さあ帰って風呂に入ろう。
では